喜怒哀楽、してる?

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暴かれる心~苦難の始まり2~

過去編の記事を書いていきます。

 

 

↓前回の記事

 

yvlisv.hatenablog.com

過去編のシリーズを初めから読んでやるよって方はぜひ

カテゴリーのファンタスティックレイジーからどうぞ。

 

 

 

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あいかわらずうつむいたまま何も言わない私に店長は…ある一言を発した。

 

 

 

 

こっち見ろ。

その言葉を聞いた瞬間、私はすぐに拳をさらにかたく握って反抗した。

 

イヤです。

店長はそんな私の反抗なんてかき消すかのようにさらに言った。

今度はこれが最後だぞ。と言わんばかりに、ほんの少しの怒りを含めて。

 

 

俺の目を見ろ。

 

私はわかっていた。店長が考えてることも。

私が言葉を発しないときは目を見ればすぐわかるから。

 

私が何も言わないなら私の目を見ればいい。店長はそう考えてる。

今までだってそうして少しづつ私の心を暴いてきた。

だから私は反抗したけれど、心のどこかでもう店長には叶わない。

と感じ始めていたから

 

……だから私の小さな抵抗なんてものは一瞬で、

 

ゆっくりと。車内で二人きりになって以降、

ずっとうつむいていた顔を上げていく。…怖かった。本当は。

どんな顔をしてるんだろうか。がっかりした顔か、呆れた顔か、

顔を上げてもなお、目線は下に下げたままの私に店長は…

 

 

降りてきてくれてありがとう。

とだけ言った。

 

予想外の言葉に私が目線を上げると、店長は私の目を見て

 

お前はここに来た当初よりだいぶ変わったし感情も出すようになった。

人のために泣いたり怒ったりするお前の感情や涙が綺麗やなあって素直に思うし、

でも自分の事となるとすぐ閉じこもるし何も言わんくなる。

ずるいよな。

とほんの少しだけ悲しそうに

ただただ笑うだけだった。

 

 

それが苦しくて、むず痒くて、でも暖かくて、悲しくて、どうしたらいいのかわからなくて、

心の底から申し訳ない気持ちがあふれてきて

またボロボロに泣きながら今度は感情を抑えることもなく

ごめんなさいぃい…

と何度も何度も謝った。

 

もはや、なんの謝罪なのかわからなかった。

 

 

ひたすら泣き続ける私を店長はずっと待ってくれていて、ようやく泣き止んだ後店長は話し出した。

 

 

すごく心配したこと。もう会われへんくなるんじゃないかと思ったこと。

俺が間違った対応をしてしまったのかと反省したこと。

そして

自分を大事にすることで周りが安心するんやぞ。っていうことも付け加えて。

 

私はようやく引っ込んだ涙をまた流しながら聞き続けた。

 

お前の環境は色々あるかもしれへんけど、一人になろうとするな。

 

そう私に言った。

 

店長と出会って、まっすぐにぶつかってくる人間に初めは

警戒しつつも徐々に心が暴かれて、気づけばいつの間にか

この人には叶わない。とさえ、思ってしまっている自分がいて。

 

家族よりも一緒に過ごす時間が長い人。

まっすぐぶつかってくる店長に対して私は野良犬のように牙をむき

店長はそんな野良犬に餌を与える。そしてお互いいつの間にか

友達のような、親友のような、でもビジネスパートナーのような

そう思えるほどの信頼を持てるようになっていた。

 

本気で喧嘩もするし、本気ではしゃぐし、本気でしょうもないことについて

語り合ったりするし、

それでも店長はいつも大事なことを教えてくれた。

 

 

今回だってそう。また一つ。今日も一つ。

大事な言葉をくれる。暖かい言葉をくれる。

 

そして最後には笑いながら、

お前みたいな手のかかる野良犬みたいなやつを

面倒見れるのは俺くらいちゃうか?と。

冗談交じりで、照れ隠しで、そんな言葉を言う。

 

 

 

まっすぐなくせに、熱いくせに、不器用で、照れ屋で。

最後にはごまかす。いつも。

 

 

私が笑えるように。

 

 

そんな店長だから、だろう。信じたい。と思えたのも、

ついていきたい。と。

この人の人生の中で何か私が恩返しできることがあるならば。と

 

尊敬

 

という言葉しか出てこない。人として、男性として、上司として。

私の中で、存在がどんどん膨れ上がった。

 

 

大きくなればなるほど不安も大きくなった。いつか離れる日が来るのだろうか…

 

 

 

 

 

そんなことをモヤモヤと考えていると店長が不思議なことを言った。

 

 

 

 

 

俺…

 

 

→続く