喜怒哀楽、してる?

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二人の関係性~苦難の始まり4~

遅くなりましたが過去編の続きですm(__)m

待っていてくれてた方、お待たせしました。

 

前回の続き↓

yvlisv.hatenablog.com

過去編のシリーズを初めから読んでやるよって方はぜひ

カテゴリーのファンタスティックレイジーからどうぞ。

 

 

 

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お互い本音をぶつけ合い、同時にお互いの気持ちもさらけ出し、関係性は変わったものの…

 

その日以降も特に今までと変わらず上司と部下だけど友達のような

やりとりが続いてるはず…だったんだけど…

いや…実際にはそんなに変わってないし言い合いもするんだけど…だから変わってはいないんだけど…

むしろ

無断欠勤をした次の日の出勤がたまらなく申し訳なかった。そうじゃなくても普段からわがままな私を

受け入れてくれてたのに無断欠勤をしてさすがに周りのスタッフが陰で私に甘すぎる。と店長に言ってたのを聞いて

私のことを言われるのは気にならないけど私のせいで店長がよく思われないのが嫌で悔しくて申し訳なくて悲しかった。

 

それを聞いて店長に対する申し訳なさから一人でモヤモヤするばかりだった。

そもそも上からも下からも人望があって周りにたくさん人がいる店長と

わがままで今まで自分勝手にしか生きてこなくて人が苦手な私とじゃ釣り合うわけなんかないんだ。

 

って、また逃げようとしてた。店長に出会ってから今まで避けてたことや経験したことのない出来事が次々と起こるから

向き合い方がわからなかった。戸惑うばかりだった。

 

人嫌いだけどまだどこかで信じたくて、傷つくたびにもうこれ以上自分も人も嫌いになりたくない。

と下を向いてるときに現れた店長。まぶしくて暖かくて力強くてついていくのに必死だった。

まるで赤ちゃんみたいに、後ろをついていき、見よう見まねで試してうまくいかなかったら反抗して。それでも大丈夫だよ。やってごらん。と言われ、もう一度泣きながら歯を食いしばりやってみる。

そんな繰り返し。そしてできたら自分のことのように喜んで褒めてくれる。

 

だから私は周りの言葉なんて痛くもかゆくもないしそんな小さな陰口はどうでもよかった。

でも私のせいで店長に悪影響が及ぶならやっぱり一緒にいるべきではないのじゃないだろうか。

と一人考えながら眠りについてまた次の日出勤する。

 

お店の扉を開けるといつものように店長がおはよう。と挨拶する。

私もポーカーフェイスでおはようございます。と挨拶をする。

着替えた後もまだ時間があったからスタッフのテーブル(仕切りがあって半個室みたいな場所)で一人ぼーっとしてたら

店長がひょこっとやってきて

 

おはよう。って言った。もう一度。今度は甘い笑顔でニコニコしながら。

甘い雰囲気を隠すこともなく大切なものを見るような優しい目で。

 

私はどう反応していいのかわからず、でもうれしくて

すこしだけ笑って私も挨拶を返した。

 

関係性は変わらないけれど店長の雰囲気が変わった。甘い。

喧嘩もするけれど話し合うことも多くなった。

 

今までの私なら自分を責めてネガティブになって勝手に自分で判断して

人から離れていったけれどもう成長しないといけない。

 

彼が私を選んでくれたんだったらそれが答えだ。モヤモヤしていても仕方がない。

 

関係性はあまり変わっていないけれど二人のルーティーンが変わりつつあった。

 

早朝の営業終わりお店で一緒にご飯を食べ、くだらない話をしてゲラゲラ笑う。

さよならをして家に着いたらかならず連絡入れろ。と言う心配性な店長にメールを送り眠りにつく。

 

ある日の営業終わりには、車で来ていた店長が家まで送ってくれた。

さよならするにはいつもより早いのでガレージに車を止めてお話をしていた。

 

すると店長がふいにキスをした。ちゅっ。と。小鳥のようなキス。

恋人になって初めてのキスだった。

私はキスなんて初めてでもなんでもないのになぜだか恥ずかしくてへへ。と笑うと

店長はもう一度軽くキスをした。そしてぼそっと

なにしてんねやろ…おれ…おじさんみたい。と独り言を言った。

 

その言葉が聞こえてしまった私は、私が20で彼は25のたった5歳上なだけなのになあ…とおもいながらも

そんな彼が愛しくて仕方がなかった。

 

 

 

お店が夕方前から朝までなのでデートもしたことないし、まだ手も繋いだことないけれど

十分すぎるくらい幸せで満足だった。でも店長は魔法使いみたいに私をいつも驚かせてくれるし幸せをくれる。

 

 

 ある日、いつものようにご飯を食べ、さよならをして家に帰り店長に連絡をする。

店長に連絡をするときにはかならず感謝の気持ちで溢れて泣くことが多い。

その日も

 

お家到着しました。店長いつもありがとうございます。そしていつもお疲れさまです。大好きです。

 

とメールを送った。

店長の返事はだいたいぶっきらぼうでそっけなかったけれどそれでも愛情を感じていたので幸せだったんだ。

でもその日の返事は

 

いつも支えてくれてありがとう。本当にゆりが彼女でよかった。

この前はお前が夢に出てきて幸せやったし眠れるようにもなってきてます。いつもありがとう。お前がいないとだめです。おやすみ

 

と、予想もしてなかった内容が返ってきた。私はもちろん泣いた。

 

私がいることで幸せだと言ってくれる。そばにいてもいいんだ。私でも役に立ててる。

ってうれしくてうれしくて。

 

 

 

 

それでも長年の性格なんてそう簡単には変えれなくて、

ましてや自分の存在価値がわからないのに自分に自信なんてすぐに持てるはずがなかった。

人に対してのトラウマも自分が想像してる以上にしぶとくこびりついて

もがけばもがくほど、向き合おうとすればするほど、人間不信から脱出できるどころか傷を深くするだけだった。

この時の私はまだまだ不器用で、まだまだ弱かった。

 

 

強くなりたいと願えば願うほど、弱さばかりが見える。

自分の弱さから自分を守るためにたくさんの人を傷つけて向き合うことをしてこなかった私が

そんな簡単に明るい場所へ這い上がれるわけがないんだ。

 

 

私はいつの間にか彼のやさしさに甘えていた。

守られることに、愛されることに

 

 

本当に目に見えないほどの小さな波が少しづつ迫ってきてることを

この時の私はまだ知らない。何も気づいていない。何も見えていない、見ていない。

 

見ていたのは、眼中にあったのは結局

 

 

 

自分のことだけ。

 

 

→続く