喜怒哀楽、してる?

海外と写真と刺繍。たまに別のこと

通訳さん

こんばんわ^^

最近ずっと勉強をしているのですが、一つのことに集中すると他のことが

手につかなくなるので少し日記から離れていました(;´・ω・)

2日はあいてしまいましたが今回も書いていきましょう~^^

 

 

本日もスリランカに行くまでのお話の続きです(*´▽`*)

今回も文字が多くなっています。

 

前回の記事↓

yvlisv.hatenablog.com

 

 

 

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ある男性との出会い

ヨシダナギさんと会うことが出き、まだまだ自分の考えや情報が足りない。と

実感し

通訳に関して調べていたけれどこれといった情報がなかなか見つけられずにいた。

そして自分が思っている以上に、誰かの役に立ちたい。

貧困地域の子供たちのためになにかをしたい。という自分の想いはざっくりしすぎていて

自分が一番出口が見えていないということに気づいた。

 

普段私は、考えるよりも先に行動!だけど今回ばかりは

行動だけで身を任せるとほんとうにただの旅行になってしまいそうでなかなか

いつものように動けずにいて。

それでも、先輩やお世話になってる方に会い、頻繁に話を聞きに行ったり

話を聞いてもらったりしているうちに

色んな方を紹介してもらえるようになり

 

ある時、お世話になってる方から

インドネシアに会社を持っていて、ボランティアなどの支援をしていたり

インドネシア人のサポートをしている人がいるから紹介するね。と言ってくれ、

一人の男性と会えることになった。

私はその男性(以下Nさん)と連絡を取り、大阪にある本社へ会いに行った。

 

大きなビルに入るとそこにはフリースペースがあったりでビジネスマンや

インドネシアの人たちが勉強してたり仕事をしていた。

この時は今よりも、フリースペースなんてほぼほぼなかったのでびっくりしたのを

覚えている。

 

少し待っているとNさんが来て挨拶してくれた。

白髪交じりの、だけど知的そうなすごく優しく笑うおじさま紳士。って感じの方。

 

お互い挨拶を済ませて私のことをまずは話す。

そしてNさんのことも聞かせてもらった。

 

ここ、日本にある会社は起業してる人や会社を持たない人たちのための

勉強する場所を提供していてセミナーとかもしてるんだよ。

そしてインドネシアにはボランティアや通訳の人もいて

逆にインドネシアの学生が日本で学びたいという子たちのために

本の学校を紹介したり言葉を教えたりしてる。

 

インドネシアのこともすごく詳しく教えてくれた。

 

元々はインドネシア語はなく、スンダ語とジャワ語を日常的に使っていて

今ではインドネシア語が共通用語で地域、人によってスンダ、ジャワ語を使い分けてる。とか

インドネシア語を作ったのはなんと日本人!!

元々はオランダの植民地だったが日本が奪い、3年でインドネシアを作り上げていった。とか(゚Д゚;)

 

だからオランダが300年間やってくれなかったことを日本は

3年間でインドネシアを作り上げたので100%親日だよ^^とか。

そして

今のインドネシアの貧困は50年前の日本だよ。と。

 

色んなことを教えてくれたNさんが私の話を聞いて

私が変えるんだ!と力みすぎると自分がしんどくなるし

僕たちは変える!っていう気持ちよりも

きっかけづくりのお手伝いをしてるって感覚なんだ。

自分の未来は自分で決めるし、インドネシアの未来はインドネシア人が決める。

そのきっかけをつくってるだけ。チャンスを支援してるだけなんだよ。

 

と笑いながら話してくれた。

 

 

どうしたいのか?

そして続けてNさんは言った。

貧困地域はもちろんあるけれどそれ以上に

無理矢理社会問題にしている人たちが多い。ということ。

 

例えば、

お風呂に入ってないなんて汚い!入るべきだ!入らないなんて問題だ!

衛生的に問題がある!と問題にしてしまう人が多い。

それが今の日本だよ。

でも社会問題にしたところでそれが根本から解決されているのか?

だがそれも善意でやってる人が多いからこそ良し悪しでは判断できないんだ。と。

 

私が真剣に話を聞いているとNさんが、本題に入るね。と言った。

まだ本題じゃなかったのか…。と思いながらも、はい。と返事をして

本題に入った。

 

Nさんは私の話を聞いた後、核心をつく質問ばかりしてきて私はそのほとんどに

答えられなかった。

 

その私を見て、いろんなことを言葉を選びながらも丁寧に言ってくれた。

 

 

まずは通訳のこと。

金額は大体安くても1日一万。

行く場所によって通訳さんつけるかつけないか決まる。

・なぜそこに行きたいのか?

・何を見て知りたいのか?

・誰に会いたいのか?

変わってもいいから決めることで出てくる。

○○がしたい!だけでは形にならない。

形にするには明確に出して人に伝わるようにしなければ協力もしてくれない。

 

私が言う貧困とは何を指しているのか。

どんな子供たちを対象に知っていくのか?

インドネシアでは農家の人たちの収入が一番低い。

スラムにいる人たちのほうが農家の人たちよりも収入はある。

収入面で貧困というのか?

どこを見て貧困というのか?

 

 

好奇心

今の私は普通に観光しに見に行く人と同じ。

そんな人に話を聞かせてほしい。協力してほしい。なんて言っても拒否されるだけ。

そうならないための切符が必要なんだよ。

 

見られる側は普通に生活してるけれど

好奇心にさらされると嫌な気持ちになる。ってことを

心にとめておいたほうがいい。

 

 

全てを聞いて、私は全部Nさんの言うとおりだ。と思った。

それでもとりあえず行ってみよう~!って行けたかもしれないし

行けたその先でなにかしら経験できたものがあったかもしれない。

難しく考える前に行ってみよう。だけでも良かったかもしれない。

でも当時は、ボランティアに参加したあとのNさんの言葉だったからよけい

心にきたのかもしれない。

 

ボランティアに参加して、軽い気持ちで参加している人が多いんだな。と

かんじたけれど

Nさんの言葉を聞いて、ボランティアで感じたことをそっくりそのまま

返されたような気がしたから。

私が一番軽い気持ちだったのかもしれない。と。

 

みんな覚悟なんていつからか持ってるものだからそこまで

考えなくてもよかったんだろうけど当時は

 

今の私は全然覚悟もない。

まだまだ何も知らない。きっと今じゃないんだ。

 

そう思い、あきらめるのではなく優先順位を変えた。

誰かの役に立つこと。寄付や手助けは人生の最終目標にしよう。

それまではたくさんの世界を見よう。

もっと経験が必要だ。

 

 

そう気づいて、インドネシアに行くのはやめた。