喜怒哀楽、してる?

海外と写真と刺繍。たまに別のこと

夢はなあに?という言葉

こんばんわ^^

実は私、25歳くらいに咳喘息を発症して今ではもう

ほんとによっぽどの事がなければ再発なんてしないのですが

最近何の予兆もなく咳喘息が出てきてしまい(;'∀')

こんなご時世なので咳をするだけですいません…ってなってしまうので

なるべく咳が落ち着くまで引きこもってます(*´ω`)

このままだと悪化するよ!と久々にストップかかったのでお家でひたすら

ブログ書いて刺繍して勉強して。のんびりしてます('ω')ノワーイ

 

さてさて、ようやく長いフェスティバル記事が終わったので

本日からまた前回の続きを書いていきたいと思います(*'▽')

 

※今回は携帯で撮った写真が多いため画質の粗さが目立つかもしれません(;´・ω・)

 

 

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抱きしめる日

フェスティバルを終えて興奮冷めやらぬまま眠りにつき、朝を迎えたこの日

いつもの様に朝ご飯を終えて少しだけインドネシアの子とフェスティバルのことを

シェアしてくつろいだあとは

みんなで学び舎へ行くことに(*'▽')!go~go~

 

私たちが学び舎に到着するとすぐわかるのか、子供たちがやってくる^^

この日は学び舎でたくさん子供たちと遊べる日だからすごくすごく楽しみだった。

 

テンションが上がって踊りだす子もいて、日本人の男の子も一緒に踊ると

さらにヒートアップしてさすがにうるさーい!ってお叱りを受けていた。笑

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みんな楽しそうでこっちもつられちゃう(*´ω`)

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踊ってにぎやかな子もいれば普段甘えることができないからか、

ずっとひっついてる子もいたり、大人の取り合いでケンカが始まったり。

全てが子供たちの自己表現なんだなぁ(*´Д`)って思うとケンカすら全部愛しい。

周りを見渡すと日本人の子、インドネシアの子全てに子供がくっついていた。笑

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私の両サイドにも子供たちがギュギュギュー(*´ω`)っとおしくらまんじゅう状態でした。笑

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もちろんひっついてくる子も多いけれどその中には甘え方がわからなかったり

甘えたくても甘えれない子もいたりして一人でポツンと遊んでる子もいる。

私はどうしてもそんな子に目が行きがちなので一人でいる子の元へ向かう。

一人でいても、学び舎に来てる時点でその子の精一杯の自己表現なんだろうなって思うと

グッと胸にきてすぐに泣いちゃいそうになる(*_*)

 

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初めは隣に行っても何も反応してくれない(;・∀・)

何してるの?と聞いてもずっと弾き続けるだけ。

でも逃げないということは大丈夫!よし、次の手だ!

ひっついてただ隣にいて寝転んでその子の音楽を聴き続ける。

よし!スキンシップ嫌がってない!次の手!

たまにほっぺツンツンしたり、ムニムニしたりして可愛い~(*´ω`)って(私が癒されてるだけ…)

少しづつ、少しづつ、ジワジワと距離を縮めていく。

よし!これも大丈夫!

ゆっくり背後に回って抱きしめる。ぎゅっと。ちらっと女の子を見ると…

……ただただ抱きしめられてる~(*'▽')!!可愛い~!!!!

頭をなでながらしたいことを聞いていくと少しづつ言葉にしてくれる。

いつの間にか、一緒に折り紙をしたり絵を描いたり色んな事をしてくれた。

 

文字で書くと簡単そうに聞こえるけど実際には初対面のときは全力で

逃げられて、そこから何度も会う度に振られ…今回何度目かのチャレンジでした(;'∀')笑

もう嬉しくて力いっぱい抱きしめました。

 

 

コラボレーション

朝から子供たちとたくさん遊んだあとは学び舎でおひるごはん休憩。

ということで一旦子供たちは外に出てもらう。

(ご飯のときは一緒には食べない。ご飯はちゃんとその家庭で。と決まっている。)

 

この日の昼食はインドネシア人が作る現地料理と日本人が作る日本料理の

コラボ!!!!(*'▽')

 

日本人が作るのは肉じゃが!!!インドネシアの子達はナシゴレン!!!

 

ナシゴレンインドネシアの家庭料理で代表料理と言っても過言ではない。

 

《ナシ》=インドネシア語でご飯

《ゴレン》=炒める

つまりインドネシア風チャーハン(*'▽')!!!

 

肉じゃがを煮込んでる間、手が空いたのでちらっとインドネシアの子達を見に行くと

ニンニクをすりつぶしてた。

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原始的だなぁ(*´ω`)

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隣では卵を焼き焼き(*'▽')手際が良いですね~^^

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ナシゴレンと肉じゃがが出来上がるまで掃除したり洗濯したりしてたら

いつの間にか完成!!!!

 

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肉じゃがとナシゴレン(*´ω`)ジュルリ…

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もちろん完食!!!ナシゴレン最高に美味しかった~

肉じゃがも絶賛してもらえてハッピーでした(*^。^*)

 

 

言葉が出ない

昼食が終わり少し休憩してまた子供たちと遊ぶ!!!

同じ顔ぶれの子もいれば初めて見る子もいて学び舎の中はまた

にぎやかになった(*´ω`)

 

色んな子が来る中で私も色んな子に色んなことを質問した。

そして質問をしていく中で気付いた事は

 

夢はなあに?

という問いかけに対しての返事だった。

 

 

僕の夢はね、警察官だよ。

僕の夢は、消防士さん。

私の夢は看護師さん。

僕の夢は警察官。

私の夢は先生。

 

すごくワクワクしたし、嬉しくなったし、かっこいい!!素敵!って

聞いてたけど

 

みんな大体同じ事しか言ってないことに気付いた。

 

警察官。消防士。看護師。先生。

同じワードしかでていない。

 

またほかの子に聞くと、僕の夢は警察官だよ。

初めは警察官、消防士、看護師、先生って人気なんだなぁくらいにしか思ってなかったけど

あまりにも多いので

 

他には?他にももっとあるの?

と聞くと

 

 

ポカン。とした顔で

他に何があるの?

 

そう尋ねてきた。

言葉を知らないだけだと思ったのでたくさん例を挙げると

 

知らない。

と、不思議そうな顔で言った。

 

他の子にも聞くと

同じ事を言ってたから例を挙げると驚いた顔をして

それも夢になるの?

警察官、先生、消防士、看護師さんだけじゃないの?

そう言われた。

 

 

言葉にならなくて、あまりにも衝撃で泣いてしまった。

 

私が泣いてるのを見てインドネシア人の女の子が二階に連れて行ってくれて

話を聞いてくれた。

 

 

選択できることが当たり前だと思っていたこと。

子供たちにとっては選択肢が少ないということさえわからないということ。

改めて私には選択できる自由があるんだ。と気付いた事。

環境によって選びたくても選べない子もいれば

選ぶということすら選択肢に入っていない子もいるということ。

 

甘えた環境、恵まれているのにそれに気づかず不満を持ち

不自由だと感じていた当時の私にとって子供たちの言葉は

衝撃以外のなにものでもなかった。

 

 

恵まれてるからいい。ってことではなく

今、私が生きている環境、与えられてる環境の中で

どれだけのことに気付き、選択し、受け入れ、

何ができてるか。

 

少なくとも私はすごく恵まれていた。

比べだしたらキリがないけれど

ないものにフォーカスをあてるのではなく

今、あるものにフォーカスをあててみると私は

ゼロではなかった。

 

空っぽだと思ってたけどそうじゃなかった。

 

私から見た子供たちは一見、両手いっぱいには何も持っていないように見えて

私たちが持っていないもの、気付いていないものをたくさん持っている。

 

私の思いをたくさんインドネシア人の女の子は聞いてくれて

インドネシア人の子は

 

そうだね。実際に選びたくても選べない子がたくさんいるよ。

この地域に生まれてきてしまっただけでどこにいっても働けないことがほとんどだし

学校に行ってない時点で働くのは難しいからね。

だからこそ日本人はうらやましいなって思うの。

もちろん日本人がみんな裕福で恵まれてるなんて思ってはいないけど

努力をすれば叶うこと、できることがたくさんあるじゃない。

ここの地域では努力をしたってできないことがたくさんあるの。

物質的なものがすべてではないけれど

日本人のあなたたちには私たちが持っていないものをたくさん持っているのに

どうして気付かないんだろうって思うわ。

子供たちがいる環境は物質的には少ないけれど

何が大事で何をするべきなのかもわかってる。

でも手段がないの。あっても少ないわ。

 

と、言ってくれた。

言葉を選んでまっすぐ伝えてくれた言葉は私にとって

絶対に聞き逃しちゃいけない言葉ばかり。

 

 

 

私には何ができるんだろう。

私だからこそできることってなんだろう。

 

頭がパンクしそうだったけどこの日はたくさん子供たちを

抱きしめたかったのですぐ一階に降りて

子供たちの元へ向かった。

 

 

 

 

 次に続きます^^